タトゥーの鑑賞距離とは

鑑賞距離3〜4mに設定して、進めているマルケサスタトゥーのモダンスタイル

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、タトゥーには鑑賞距離、簡単にいうとタトゥーを見る距離、見られる距離というものがあります。

タトゥーはしげしげと自分が見る時間も楽しいですし、自己満足の要素も強いものですが、実際には他人から見られている時間の方が長いですよね。

せっかくなら「うわーかっこいい!」とか「綺麗!近くで見てみたい!」と他の方から思われたら最高ですよね?
だって、お気に入りなわけですから😊

そうなると、細かい緻密なデザインや細いラインよりも、ある程度柄一つ一つを大きくして、ラインもくっきりする太さにすることが重要だと私は考えています。

自己満なら鑑賞距離50センチほどなので、細かくても綺麗は綺麗ですが、3〜4メーターになってしまうと、「何だかよく見えない、ゴチャゴチャした柄のタトゥー」になってしまうからです。
なんならポリネシアンタトゥーなのかどうかも分かってもらえない場合も🤯

せっかくお金と時間をかけて、デザインに拘って、痛みと向き合って入れたタトゥーが、そんな風に見られてしまうのは残念過ぎますし、彫った私も悲しい!

その思いから、私は基本的に鑑賞距離を3〜4mに設定してデザインをお作りしています。
もちろん、お客様自身のリクエストやジャンルによっては、1メートルや5メートルに変わることもありますよ。

でも、目指すところは1つ
「自己満に留まらない、他人から見ても美しいタトゥー」
を心掛けています。

同じように感じて下さるお客様と共にまた明日からも精進です😊